2011年6月10日金曜日

石川県金沢市東茶屋街 茶房一笑花会“花の宴”のご報告

毎年、石川県金沢市ひがし茶屋街の茶房“一笑”で、独舞楽花(どんぶらこ)のメンバーで花会を行っています。
今年は、6月3日~5日が開催日でした。
独舞楽花は、いけばな人だけでなく、デザイナー、建築家など、さまざまなメンバーが参加しています。

光風流からは、山本曄月家元が参加しています。
今年は、ヤマボウシ、フトイ、アスパラなどのお材料を中心に、グリーンとホワイトで生けました。

今回は、メンバーは全員で8名。

こちらは、古流理翁会の宇田川理翁先生の作品。
本棚は、もともと一笑さんにあるものですが、作品にとてもマッチしていて、作品の一部のようです。
宇田川先生は、天井から朱色の糸で、花器になるガラス瓶を結び、金沢の山で採った植物を生けられていらっしゃいました。


上の2枚のお写真は、金沢のデザイナー宇野たまこ先生の作品。
こちらのお部屋、お机も一笑さんの一部ですので、作品を目の前に見ながら、お茶をいただくことが出来ます。


こちらは、五十鈴古流の太田光先生の作品です。
竹を組み、竹に穴を開け、金沢で山採りした花材を入れられていました。


一葉式いけ花の粕谷春水先生の作品は、とても力強く。
竹を割いて組み、山で採れた大きく育ったタケノコが竹の網を貫いています。


堺のみささぎ流の片桐悦子先生は、一笑さんの1階にある茶室を使ってこちらの作品を生けられました。
ヤマボウシの白と清々しいグリーン、少しアジサイのブルーが入り、とても爽やかな作品でした。




こちらの3枚のお写真は、金沢の建築家の平口泰夫先生の作品です。
共通して、ミラーを使っていらっしゃいました。
2枚目のお写真の真ん中の白い箱のようなものを覗くと・・・
3枚目のお写真に写っているように、万華鏡のような世界を楽しむことが出来ました。


スタイリストの横山佳江先生は、今回初参加でいらっしゃいます。
一笑さんの2階のバルコニーのスペースを使われていらっしゃいました。
升を利用して、金沢の山で採れた花材をオシャレに。

3日間だけの花展でしたが、ちょうど加賀祭りの時期に重なっていたこともあり、見に来てくださった方が多かったようです。

もちろん、お花だけではなく、一笑さんのお茶、お茶菓子も、大変美味しく、楽しませていただきました。

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